---Basketball life---  * **バスケ親父** *  『生涯現役への道標』

上野ミニバス、シニアバスケ、社会人バスケ、自身のバスケライフを息子の成長と共に綴っていきます。長期休みに息子と行く車中泊にもハマってます。伊賀市で車屋してます☆HP→https://www.kotobuki.online

バスケノートのPDCA

ビジネス用語なんですが
よく聞く「PDCA

最近は特にバスケノートを提出させています。
今までは監督に任せていたコメントも書くようにし始めました。

しっかり考えられている子。
丁寧に書いている子。
めっちゃ少ない子。

色々ですが基本的にはPDCAが成り立ってない。

子どもたちに聞きました!
PDCA」知ってる人ー!

もちろんいません。

Pは、、、プラン!
プランってなんでしょうー?

「計画!」

そう!じゃあDはドゥー!
なんでしょうー?

入って2週間の新人5年生。
元気よく

「トゥース!」

なんで、計画のあとに春日が出てくんねん!
ただ、入って2週間でぶっこんでくるその感じは嫌いじゃないぞ。笑

P-プラン(計画)
D-ドゥー(実行)
C-チェック(評価)
A-アクション(改善)

そして、また計画に戻る。
のが、PDCAサイクル

バスケノートつけてない子は
計画も反省もないまま、実行のみ。
そりゃ改善なんてされませんよね?

書いてないのは問題外として、子どもたちに圧倒的にたりてないのが最後のA、Action(改善)の部分です。

例えば
あわててしまった。
次はあわてないようにします。

シュートを落としてしまった。
次は確実に決めたいと思います。

あわてちゃったことは評価。
評価とは現状の確認なんですよね。

次はあわてないようにする、で
あわてないようになると思いますか?

あわてたのは現状。
あわてた時はどうなったのか?
ドリブルミスしたのか、パスミスしたのか、シュート落としたのか、キャッチできなかったのか。
それをしないようにするためには、どんなことを練習しないといけないのか?と、具体的な事を考えるとPDCAのサイクルに突入するのです。

で、このAの「改善」の部分
実はコーチの手腕なんですよね。

この子にはこんな方法がある。
こんな練習があっている。
こんな声かけが一番だ。

あわててる子に
あーわーてーるーなー!
では、ダメなんでしょう。

なぜ、あわてるのか
ドリブルの技術がないから余裕がないのか
試合経験がないからなのか
状況判断ができていないのか

そんな子にはどうすればいいのか
おそらくパターンは無限にあるでしょうね。

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改善の最終責任はコーチにあるとして
それでも私は子どもたちなりに、改善を考えて欲しいんです。
間違ってても良いんです。

話は飛びますが、例えば私は結婚式の挨拶で緊張しません。
今となっては20数回挨拶経験も大きいでしょう。
でも生徒会長で1000人の前で挨拶したりしてきたので、自分は結婚式の挨拶では緊張しない、って「暗示がかかってる」イメージです。

話を戻すと、子どもたちもそんな暗示にかかればいいんです。
自分で考えてあわてないやり方を見つけたら、それはもうコーチの方法より間違いないです。
(コーチが100%の暗示をかけられれば一番いいんですが、コーチの暗示にかかってもらうには、まずはコーチとしての信頼を勝ち取らないと、ですね!)

そして、それを言葉にできるか?(ノートに書けるか)も大事なんです。

中学、高校となるとさらに複雑になることがあります。
頭で何となく理解してたりすることを言葉にしたり、チームメイトにしてもらいたいことがあったり、逆にチームメイトが伝えようとしていることが理解できるか、とか。

そんなコミュニケーションがとれると、大きな武器になります。
懐の深いプレーヤーになるのです。


懐の深いプレーヤーって
分かりにくいですか?笑

たとえば、AとBが重なるとチームが回りにくいとか
相性あったりするんです。
懐の深いプレーヤーになるとそれがない。大事なことです。

そして、その懐の深いプレーヤーになる過程にこそ
子どもの人間力に大きな成長をもたらすと考えます。

最後に。
PDCAが一番必要なのは指導者です。
1年のサイクルとしても、長いスパンでのチームとしても。
そうやって引き出しを増やして、懐の深いコーチになりたいですね(^^)