ビジネス用語なんですが
よく聞く「PDCA」
最近は特にバスケノートを提出させています。
今までは監督に任せていたコメントも書くようにし始めました。
しっかり考えられている子。
丁寧に書いている子。
めっちゃ少ない子。
色々ですが基本的にはPDCAが成り立ってない。
子どもたちに聞きました!
「PDCA」知ってる人ー!
もちろんいません。
Pは、、、プラン!
プランってなんでしょうー?
「計画!」
そう!じゃあDはドゥー!
なんでしょうー?
入って2週間の新人5年生。
元気よく
「トゥース!」
なんで、計画のあとに春日が出てくんねん!
ただ、入って2週間でぶっこんでくるその感じは嫌いじゃないぞ。笑
P-プラン(計画)
D-ドゥー(実行)
C-チェック(評価)
A-アクション(改善)
そして、また計画に戻る。
のが、PDCAサイクル。
バスケノートつけてない子は
計画も反省もないまま、実行のみ。
そりゃ改善なんてされませんよね?
書いてないのは問題外として、子どもたちに圧倒的にたりてないのが最後のA、Action(改善)の部分です。
例えば
あわててしまった。
次はあわてないようにします。
シュートを落としてしまった。
次は確実に決めたいと思います。
あわてちゃったことは評価。
評価とは現状の確認なんですよね。
次はあわてないようにする、で
あわてないようになると思いますか?
あわてたのは現状。
あわてた時はどうなったのか?
ドリブルミスしたのか、パスミスしたのか、シュート落としたのか、キャッチできなかったのか。
それをしないようにするためには、どんなことを練習しないといけないのか?と、具体的な事を考えるとPDCAのサイクルに突入するのです。
で、このAの「改善」の部分
実はコーチの手腕なんですよね。
この子にはこんな方法がある。
こんな練習があっている。
こんな声かけが一番だ。
あわててる子に
あーわーてーるーなー!
では、ダメなんでしょう。
なぜ、あわてるのか
ドリブルの技術がないから余裕がないのか
試合経験がないからなのか
状況判断ができていないのか
そんな子にはどうすればいいのか
おそらくパターンは無限にあるでしょうね。
改善の最終責任はコーチにあるとして
それでも私は子どもたちなりに、改善を考えて欲しいんです。
間違ってても良いんです。
話は飛びますが、例えば私は結婚式の挨拶で緊張しません。
今となっては20数回挨拶経験も大きいでしょう。
でも生徒会長で1000人の前で挨拶したりしてきたので、自分は結婚式の挨拶では緊張しない、って「暗示がかかってる」イメージです。
話を戻すと、子どもたちもそんな暗示にかかればいいんです。
自分で考えてあわてないやり方を見つけたら、それはもうコーチの方法より間違いないです。
(コーチが100%の暗示をかけられれば一番いいんですが、コーチの暗示にかかってもらうには、まずはコーチとしての信頼を勝ち取らないと、ですね!)
そして、それを言葉にできるか?(ノートに書けるか)も大事なんです。
中学、高校となるとさらに複雑になることがあります。
頭で何となく理解してたりすることを言葉にしたり、チームメイトにしてもらいたいことがあったり、逆にチームメイトが伝えようとしていることが理解できるか、とか。
そんなコミュニケーションがとれると、大きな武器になります。
懐の深いプレーヤーになるのです。
懐の深いプレーヤーって
分かりにくいですか?笑
たとえば、AとBが重なるとチームが回りにくいとか
相性あったりするんです。
懐の深いプレーヤーになるとそれがない。大事なことです。
そして、その懐の深いプレーヤーになる過程にこそ
子どもの人間力に大きな成長をもたらすと考えます。
最後に。
PDCAが一番必要なのは指導者です。
1年のサイクルとしても、長いスパンでのチームとしても。
そうやって引き出しを増やして、懐の深いコーチになりたいですね(^^)