---Basketball life---  * **バスケ親父** *  『生涯現役への道標』

上野ミニバス、シニアバスケ、社会人バスケ、自身のバスケライフを息子の成長と共に綴っていきます。長期休みに息子と行く車中泊にもハマってます。伊賀市で車屋してます☆HP→https://www.kotobuki.online

唯一煙草を吸う日

27年前の今日はとても暑い日でした

俺は高校三年生

球技大会でソフトボールのピッチャーをしていました

相手のクラスにf:id:outcast0033:20200711213047j:plain野球部が三人と言う一回戦を何故か勝ち上がり、 二回戦にむけて壁に向かい投球練習をしていた

夕方、、、5時ぐらいだった

母親が顔色を変えて走ってくる

「名古屋のお兄ちゃんが事故したみたい!いま、 警察と病院から連絡あった」

兄はこの時大学2回生

俺の実家は車屋

長男の責任を感じてか 文系の得意な兄貴は理系へと進路をとる

滑り止めを全て落ちた兄貴は本命だけが受かり、 運命に引っ張られるように名城大学に進学する

2つ違いの兄貴は俺の中学・高校の一年生の時の 三年生

入学当初からの「弟」ってポジションが案外気に 入っていた

父に電話をする母 電話を持つ手が震えてる

母も車屋だからわかる

警察と病院、別々に、そして同時に連絡が入る…

その意味

病院は即死の場合、危篤と告げること

運転危ないから、と叔父の運転で名古屋の病院へ向かいました

車内で母がすすり泣き、父は席を移動し母の横に

妹はすでに泣きじゃくっていた

俺は、泣いてはいけない 兄貴はまだ生きているんだから

と、泣いては終わりの様な気がしていた

…病院…

先ずは叔父が様子を…

そして…

「綺麗な顔してるわ」

叔父のその言葉の意味がわからなかった

集中治療室の片隅に兄貴がいた

綺麗すぎる死に顔に涙がとまらなかった

妹、母はもちろん 俺も親父も声を出して泣いた

兄貴はもう帰ってこない

その事実が襲いかかってくる

あれから27年、兄貴は未だに偉大な存在であり 続ける

俺はこの日、一本の煙草を口にします

兄貴が好きだったセブンスターを線香代わりに…

そして毎年報告する

兄貴に憧れて始めたバスケ、まだ続けてるぞー!

追記

17年前の今日は特別に報告することがありました

無事生まれました

長女の誕生日も今日なんです

今年も大事な事を報告してきます