---Basketball life---  * **バスケ親父** *  『生涯現役への道標』

上野ミニバス、シニアバスケ、社会人バスケ、自身のバスケライフを息子の成長と共に綴っていきます。長期休みに息子と行く車中泊にもハマってます。伊賀市で車屋してます☆HP→https://www.kotobuki.online ※写真映り込み等気になることがあればメッセージ下さい。すぐ対処いたします。

王者の逆襲

第2戦 

シリーズスコア:ウォリアーズ 1 - 0 ブルズ
第1戦、ウォリアーズはシカゴの地でスリーポイントの雨を降らせ、カリーがクラッチタイムに決定的なスリーを沈めた。
しかし、ジョーダンは静かに闘志を燃やしていた。

「ここからが本当の勝負だ。」

ブルズは、このままホームで2連敗を喫するわけにはいかない。
第2戦、勝負の行方は——?


ユナイテッド・センター

試合開始前、ブルズのロッカールームには異様な緊張感が漂っていた。
ジョーダンは誰よりも静かに、そして深く集中している。
フィル・ジャクソンがホワイトボードに書いたのは、たった一つのメッセージ。

「勝利への執念」

一方のウォリアーズはリラックスした雰囲気だ。
「俺たちは73勝したチームだ。このまま押し切るぞ。」
カリーとクレイは、試合前のシューティングで次々とスリーを決めていた。

だが、シカゴのファンはこの空気を変える。
試合前から「DE-FENSE!!」の大合唱。
まるでファイナルのような雰囲気がアリーナを包んでいた。


スターター

シカゴ・ブルズ (1996)

ゴールデンステート・ウォリアーズ (2016)

  • PG: ステフィン・カリー
  • SG: クレイ・トンプソン
  • SF: ハリソン・バーンズ
  • PF: ドレイモンド・グリーン
  • C: アンドリュー・ボーガット

第1クォーター:ブルズの猛攻

前回とは違い、ブルズが開始からアグレッシブに攻める。
ジョーダンが最初のポゼッションでクレイ・トンプソンをフェイクでかわし、ミドルジャンパー。

シュート成功!

さらにピッペンがカリーに対し、フルコートディフェンスを仕掛ける。
カリーがスクリーンを使って抜けようとするが、ロッドマンが素早くヘルプに入り、スティール!
そのままジョーダンへパスし、速攻ダンク!!

開始2分で6-0、ブルズが主導権を握る。

ウォリアーズも反撃。
カリーがピック&ロールからロングスリーを放つ——
「スプラッシュ!!」
会場が静まりかけるが、ロッドマンがすぐにボーガットを押し込み、オフェンスリバウンドを確保。

そこからジョーダンがリングへアタックし、フリースローを獲得。
両方を沈めて再びリードを広げる。

このクォーターはブルズがフィジカルなディフェンスでウォリアーズを封じ、30-21とリード。


第2クォーター:ウォリアーズのスリーポイント反撃

第1戦と同じく、第2クォーターからウォリアーズのスリーが決まり始める。
カリーとクレイのピック&ポップ。
グリーンのハンドオフからイグダーラのコーナースリー。

カリーがロゴ付近からの超ロングスリーを放つと——
ズドン!!!
「OH MY GOD!!」
観客が頭を抱える中、スコアは**39-36(ブルズリード)**に縮まる。

しかし、ここで再びジョーダンがゲームをコントロール
トップ・オブ・ザ・キーでボールを持ち、クレイを翻弄。
スピンムーブからフェイダウェイ——
完璧な弧を描いてリングに吸い込まれる。

さらにピッペンがカリーを徹底マークし、シュートを封じる。
その間にロッドマンがオフェンスリバウンドからセカンドチャンスを連発。

ブルズが再びリードを広げ、前半終了。

ハーフタイムスコア:ブルズ 56 - 48 ウォリアーズ


第3クォーター:"サードクォーター・ウォリアーズ" vs ジョーダン

「ウォリアーズは第3クォーターで勝負を決める。」
それは2016年シーズンのトレードマークだった。

カリーがスリーポイントラインの後方3メートルから放つ——
「決まった!!」

次のポゼッションではグリーンのパスからクレイがスリー。
これも決まる。

一気に点差が詰まり、64-62(ブルズ2点リード)

しかし、この流れを止めるのが、ジョーダンという男。
クレイのタイトなディフェンスをものともせず、連続フェイダウェイジャンパー。
さらに速攻からリバースレイアップ!

「俺がここを支配する。」

このクォーターだけでジョーダンは16得点。
スコアは依然としてブルズがリードを守る。

第3Q終了:ブルズ 82 - 76 ウォリアーズ


第4クォーター:勝負の行方

残り5分、カリーがスリーを決め、89-86(ブルズ3点リード)

しかし、ジョーダンがピッペンとのパス交換からエルボージャンパー——
決める!

さらに次のポゼッション、カリーがロッドマンに詰められ、ボールを奪われる!
ロッドマンがジョーダンにパス、ジョーダンがファストブレイクからダンク!!

残り1分、ブルズ 95 - 88 ウォリアーズ。

ウォリアーズは最後までスリーを狙うが、ロッドマンとピッペンが鉄壁のディフェンスを見せ、カリーにまともなシュートを打たせない。

そして、試合終了のブザーが鳴る。
ユナイテッド・センターが歓喜の渦に包まれる。

最終スコア:ブルズ 97 - 90 ウォリアーズ


試合後

ジョーダンはインタビューで一言だけ残した。
「これが本物のバスケットボールだ。」

シリーズは1勝1敗のタイに。
次戦はウォリアーズの本拠地、オラクル・アリーナへ移る。

シリーズスコア:1-1

第3戦へ続く——。

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