---Basketball life---  * **バスケ親父** *  『生涯現役への道標』

上野ミニバス、シニアバスケ、社会人バスケ、自身のバスケライフを息子の成長と共に綴っていきます。長期休みに息子と行く車中泊にもハマってます。伊賀市で車屋してます☆HP→https://www.kotobuki.online ※写真映り込み等気になることがあればメッセージ下さい。すぐ対処いたします。

チーム愛とは?

馬場俊英さんの「スーパーオーディナリー」という曲に、こんな問いかけがあります。

「もしも巨人と阪神の選手が全員入れ替わったら」

さて、あなたならどちらを応援しますか?

僕は、この問いかけが妙に心に残りました。

選手が全員入れ替わる。

つまり、昨日まで応援していた選手たちが、全員相手のチームにいるわけです。

それでも、今まで応援してきたチームを応援するのか。

それとも、好きだった選手たちを追いかけるのか。

どちらが正しいという話ではありません。

ただ、この問いかけには、チームというものの本質が隠れている気がします。

僕は長いことバスケットボールをやってきました。

選手としても、指導者としても。

その中で、いろんなチームに関わってきました。

当然、人は入れ替わります。

卒業する子もいれば、新しく入ってくる子もいる。

仕事や家庭の事情で離れる人もいれば、新しい場所でバスケを始める人もいる。

それは当たり前のことです。

チームに所属しているからといって、その人の人生まで縛れるわけではありません。

むしろ、新しい場所で頑張ろうとする人を応援したい気持ちだってあります。

でも。

チームって、それだけなんやろか。

同じユニフォームを着ている。

同じ体育館で練習している。

同じ大会に出場している。

それだけでチームになるのか。

僕は、少し違うと思っています。

勝った試合。

負けた試合。

誰もいなくなった体育館で、最後まで練習した日。

思うようにいかず、みんなで悩んだ時間。

何でもないことで笑ったこと。

そんな一つ一つが積み重なって、チームというものができていく。

今、目の前にいるメンバーだけではなく、そこに至るまでの時間も含めてチームなんだと思うんです。

だから、チームには歴史がある。

そして、その歴史には、もうそこにいない人たちも含まれている。

僕自身、今までたくさんの人にバスケットボールを教えてもらいました。

一緒に汗を流した仲間もいます。

今は別々の場所にいても、あの頃の時間がなくなるわけではありません。

その積み重ねが、今の自分を作ってくれている。

そう考えると、チームへの愛着というものは、単純に今のメンバーが好きだから、というだけでは説明できない気がします。

もちろん、人にはそれぞれ考え方があります。

もっと上手になりたい。

もっと強い相手と戦いたい。

新しい環境に挑戦したい。

どれも大切な気持ちです。

それを否定するつもりはありません。

ただ、何かを選ぶときに、今まで自分が歩いてきた場所のことを、少しだけ思い出してほしい。

今、自分が当たり前のように立っているコート。

そこでバスケができるようになるまでに、どれだけの人が関わってきたのか。

誰かが体育館を確保してくれた。

誰かが練習相手になってくれた。

誰かが試合に連れていってくれた。

誰かが、うまくいかない自分に付き合ってくれた。

そういうものって、普段はなかなか見えないんですよね。

見えないから、忘れてしまうこともある。

そして、失ってから気付くこともある。

僕は、チームを離れることが悪いとは思いません。

ずっと同じ場所にいることだけが、チーム愛だとも思いません。

ただ、どこへ行っても、自分を育ててくれた場所への思いは持っていてほしい。

そして、残る人たちにも、その場所を大切にしてほしい。

チームは、誰か一人のものではありません。

今いる人たちだけのものでもない。

これまで関わってきた人たちがいて、これから関わっていく人たちがいる。

その間に、僕たちはいるんだと思います。

さて。

もし明日、僕の大好きなチームの選手が全員入れ替わったら。

僕はどうするんやろ。

きっと、同じチームを応援すると思います。

そこには、好きだった選手たちとの思い出も、勝てなかった悔しさも、何年もかけて積み重ねてきた時間もあるから。

そして、たとえ全員が入れ替わっても、あのユニフォームに込められたものまで入れ替わるわけではないと思うから。

チームを好きになるというのは、今の姿だけを好きになることではないのかもしれません。

そのチームが歩いてきた時間ごと、好きになること。

そんな気がしています。

あなたなら、どちらを応援しますか?

 

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全員バスケ。指導者のロマン。

ミニバスの指導をしていて、ずっと考えていることがあります。

全員バスケ。

言葉にするのは簡単ですが、これがなかなか難しい。

試合に出る子。

ベンチで応援する子。

得点を取る子。

まだ思うようにプレーできない子。

同じチームにいても、技術も経験も、成長のスピードも違う。

そして試合には勝敗がある。

勝ちたい。

これは当然。

子どもたちだって勝ちたいし、僕も勝ちたい。

勝負の世界にいる以上、そこを否定するつもりはありません。

ただ、ミニバスは育成カテゴリーです。

今、上手な子が、将来も一番上手とは限らない。

今、試合に出られない子が、数年後も出られないとは限らない。

そんなことは、長くバスケをやっていれば何度も見てきました。

だからこそ難しい。

目の前の試合に勝つための選択。

数年後の子どもたちのための選択。

その二つが、いつも同じとは限らない。

全員を同じ時間だけ試合に出せば、それが全員バスケなのか。

僕は少し違うと思っています。

もちろん、試合に出る経験は大切です。

練習だけでは得られないものがある。

でも、ただコートに立たせれば育つというものでもない。

その子に何を経験させたいのか。

何をできるようになってほしいのか。

今、何に挑戦しているのか。

そこを考えずに出場時間だけを平等にしても、育成とは言えない気がします。

一方で、勝つために決まった子だけを使い続ける。

それも違う。

試合に出られない子が、いつまでたっても挑戦する機会をもらえないのであれば、その子はどこで成長すればいいんやろ。

結局、簡単な答えはありません。

でも、僕には一つ、やってみたいことがあります。

上手な子が、まだ上手にできない子を生かす。

まだ上手にできない子も、自分にできることを見つけてチームに貢献する。

そして、その子ができることを一つ増やしたとき、チーム全体が強くなる。

そんなバスケ。

最近取り組んでいる5Dも、その一つです。

低学年の子にシュートを打たせようとしたら、高学年はどうすればいいのか。

自分がディフェンスを引きつける。

味方がダイブする。

スペースを作る。

上手な子が一人で得点するより、ずっと頭を使うこともある。

でも、その経験は高学年の子自身の成長にもつながる。

低学年の子も、ただボールをもらうのではなく、自分から動いて得点に絡めるようになる。

一人を育てようとしたら、周りの子も育つ。

こういうバスケができたら面白い。

もちろん、現実はそんなに甘くありません。

大事な場面で、経験のある子に頼ることもある。

勝負を優先する判断もする。

全員に同じ役割を与えられるわけでもない。

だから、理想と現実の間で悩む。

でも、悩まなくなったら、たぶん僕は指導者として何かを失う気がします。

勝つためにどうするか。

育てるためにどうするか。

どちらか一つを選ぶのではなく、両方を追いかけたい。

欲張りなんでしょうね。

さて。

僕自身、伊賀でバスケットボールを始めました。

この町でバスケを覚え、いろんな人に教えてもらい、たくさんの仲間と出会いました。

上手くいったことばかりではありません。

試合に出られなかったこともあるし、悔しい思いもしてきました。

それでもバスケを続けてきた。

51歳になった今も、まだボールを追いかけています。

僕の人生を振り返ると、バスケットボールがなかったら出会えなかった人がたくさんいます。

今の自分があるのも、間違いなくバスケのおかげです。

だから、今度は自分の番。

伊賀の子どもたちに、バスケットボールの面白さを伝えたい。

上手な子だけじゃない。

今はまだ思うようにできない子にも。

バスケを続けていたら、こんなに楽しいことがある。

こんな仲間に出会える。

こんなに夢中になれる。

そんな経験をしてほしい。

全員がエースになる必要はない。

でも、全員が自分の成長を実感できるチームにはしたい。

そして、いつか大人になった子どもたちが、また伊賀のどこかでバスケットボールをしていたら。

それは嬉しい。

その中の誰かが、今度は子どもたちにバスケを教えてくれたら、もっと嬉しい。

僕がしてもらったことを、次の世代へ。

それが、バスケットボールと伊賀への、僕なりの恩返しです。

全員バスケ。

簡単にはできないと思います。

それでも、目指したい。

目の前の勝利も諦めず、子どもたちの未来も諦めない。

そんな都合のいいバスケができるのか。

できるかどうかは、まだ分かりません。

でも、そこを追いかけるのが、指導者のロマンなんでしょうね。

51歳。

バスケットボールには、まだまだ返しきれない借りがあります。