マラソンの一番遅い記録は?
55年!
正確には54年3カ月12日3時間20分
しかも日本人です
時はさかのぼること1912年。
スウェーデンのストックホルムオリンピック。
レース中、極度の脱水症状で棄権。
しかし、手違いでその「棄権」が報告されず金栗氏は「行方不明」扱いとなる。
当時の新聞で「消えた日本人」と報道されたぐらいです
しかし、オリンピックの公式記録に「棄権」はあれども「行方不明」は存在しない(アタリマエカ)
その55年後にストックホルムで「オリンピック55年記念イベント」が開催された際に、金栗氏にマラソンの参加の打診があった。
金栗氏は律儀にその当時のコースを走りきり、この記録達成となりました。
金栗氏がゴールした時には館内放送で
「ただ今の記録は55年。この競技をもちまして、ストックホルムオリンピックの全ての競技が無事終了いたしました。」
と流れ、歓声と拍手が鳴りやまなかったという。