---Basketball life---  * **バスケ親父** *  『生涯現役への道標』

上野ミニバス、シニアバスケ、社会人バスケ、自身のバスケライフを息子の成長と共に綴っていきます。長期休みに息子と行く車中泊にもハマってます。伊賀市で車屋してます☆HP→https://www.kotobuki.online ※写真映り込み等気になることがあればメッセージ下さい。すぐ対処いたします。

桜の雑学。

ソメイヨシノは全国すべてクローン!?一本の木から始まった桜の話

春といえば桜。
桜といえば、やっぱり「ソメイヨシノ染井吉野)」ですよね。

日本全国どこへ行っても、春になると一斉に咲き誇るあの薄ピンク色の花。
実はこの桜、すべて同じ遺伝子を持ったクローンだという話、聞いたことありますか?


え!?全部クローンってどういうこと?

ソメイヨシノは、江戸時代末期、現在の東京都豊島区・駒込の「染井村」の植木職人たちが、「エドヒガン」と「オオシマザクラ」を交配して作った人工の品種です。

このソメイヨシノ、実は種では増えないんです。種から育てても親と同じ木にはならず、まったく別の桜になってしまうんですね。

じゃあ、どうやって全国に広がったのか?

答えは「接ぎ木(つぎき)」です。
最初に作られた1本のソメイヨシノの枝を切り取り、それを別の木にくっつけて育てる方法で、日本全国に広められていきました。だから、元をたどれば、全国のソメイヨシノはすべて1本の木のコピーなんです!


同じだから、咲く時期も一緒!

クローンであるがゆえに、全国のソメイヨシノは遺伝子的に全く同じ。だからこそ、開花のタイミングも非常に揃いやすいんです。

「東京で桜が咲いた!」と思えば、数日後には関西でもパッと咲き始める。
天気や気温の違いはありますが、まるで一斉に「春が来たよ〜」と合図してくれるかのような見事な同調性は、クローンならではの奇跡。


でもクローンだからこその心配も…

同じ遺伝子=病気や気候変動にも同じように弱い、というデメリットもあります。
近年では、ソメイヨシノの老化が進んでいて、「後継ぎ」をどうするかが全国の課題になっています。

そのため、最近は「ジンダイアケボノ」など、新たな桜の品種を植えていこうという動きも広まっています。


まとめ:春の奇跡は一本の木から

花見で当たり前に見ていたソメイヨシノ
実は全部が同じ木からコピーされ、同じ遺伝子を持って、同じ時期に咲いているなんて、考えてみるとちょっとロマンチックじゃありませんか?

春の桜を見るときは、ぜひこの雑学を思い出してみてくださいね。