いよいよ明日、三重県マスターズ予選がやってくる。 それは単なる順位決定戦ではない。 それは、僕たちの一年間の魂の結晶だ。
僕が所属するのは「三重マスターズ」。 昨年、長崎大会で関東の強豪チームに敗れたあと、 「このままじゃ終われない」── そう口にした中心メンバーが、チームでの継続活動を申し出てくれた。
週に一度、四日市のマスターズ練習に参加する。 その数、およそ26回。 行けなかったのは、ほんの3、4回だけ。 その時間が、僕のプレーを、心を、支えてくれた。
僕はシューター型のポイントガード。 練習を通じて、仲間のプレー特性や自分のシュートタイミングを 深く理解できたのは、本当に大きかった。 そして何より、チームメイトたちの向上心に 心を打たれた。全員が年下。でも、心から尊敬できる。
私は この1ヶ月、3ポイントを打ち込んできた
明日一本でも迷わず決められる準備をする。 なぜなら、それが相手のディフェンスを広げ、 仲間の得点チャンスを生み出すからだ。
三重マスターズのメンバーは、 みな得点力が高い。だからこそ、 僕の役割は、ベンチから盛り上げ、 全員が気持ちよくプレーできる空気をつくること。
50歳──。 マスターズカテゴリーは40歳以上。 だから僕は、もう立派なベテランだ。
諦めかけていたこの舞台に、 今こうして立てている奇跡に、 心から感謝している。
中村に誘われ、三重の仲間に迎えられ、 もう一度、真剣に競技に向き合える環境をもらった。
もしかしたら、マスターズでの時間は カウントダウンなのかもしれない。 それでも、この大会があるから、 今月もシューティングを、走り込みを、 筋トレを全力で取り組めた。
それがどれほど幸せなことか。
今の三重マスターズは、 三重県の強豪世代の中心選手たちが揃う。 地区予選で早期敗退なんて経験は、 おそらく私だけ。
バスケエリートではない僕が、 その中で三重県代表のユニフォームを着る──。 その意味は、計り知れない。
今年の舞台は愛媛大会。 この高い志を持つチームとともに、 まずは予選を勝ち抜きたい。
勝利の可能性を1%でも高めるために。
その1%は、シュート1本ではなく、 声を出すこと、空気を変えること、 信頼をつなぐこと、すべての積み重ねの中にある。
そして、去年の敗戦から今日まで。 積み上げた約30回の練習が、 きっと明日、熱となってチームに宿る。
三重県最強おっさん決定戦──。 勝ちます。
