大会前日、息子が怪我をしました。
左手の親指で
突き指、、、ではあると思うのですが
一瞬脱臼して戻ったような感じでもあり、一応病院へ。
レントゲンを撮ると、骨に異常はなく
ホッとしていたら、ギプスで固定します。全治3週間です。
明日が試合なので、固定は月曜日にしてもらえないか、と先生に言いました。
すると、偶々ではありますが
その救急対応の先生がバスケ経験者。
しかも、息子と同じ場所を怪我したことがあり
先生は放置した結果、手術をしなければならなくなったそうです。
(実際にガッツリメスの跡が残ってました)
ミニバスなので、息子が出ないと試合が成立しないことを再度伝えたところ
「お父さん、試合に出れない悔しさは1日ですが
この怪我で、痛みや後遺症が残ったら後悔は一生続きます。
固定はします」
と、圧力が半端ない。
もちろん、正論なのも解ってます。
が、
大山田さんに勝って、春から1段階段を登らせてあげたい想い。
そして、そのために繰り返し話し合った作戦の、ある意味中心には息子がいました。
コーチとして、他人の子どもを預かる立場と考えると
結論はあっさりでるんです。
親としては、なんとかいけるんじゃないか?との思いがどうしても捨てきれません。
息子には
怪我をしてしまったことは仕方ない。
けど、怪我で試合に出れないってことはチームに迷惑をかけると、話をしました。
試合は、大山田さんに快勝でした。
何度もシミュレーションした、息子を使った作戦を前日にちゃぶ台返ししなければなりませんでしたが、当日も勝利の可能性を1%でもあげるためのベンチワーク、各quarterの運びを考えぬきました。
チームが勝ってくれたこともあり、先生の圧に一層感謝の念が出てきました。
子どもはもちろん試合に出たいに決まっている。
親の目線でもやはり試合に出したい気持ちになりました。
でも、試合に出ない、という判断の背中を先生が押してくれたんです。
今後上野ミニバスの子どもが怪我をしたときに
子どもが出たい気持ちや、親として出させてあげたい気持ちとは反対の、休んでもいいんだという判断の背中を押してあげることも、コーチとして重要だと感じました。
そういう意味では、チームに迷惑をかけるんだよ、という言葉も違ったりするのかな、、、と
また1つ考えることができました。
3週間ぶりにとれたギプス。
臭いが強烈でしたが(笑)この我慢の3週間が息子のバスケ人生の隠れた分岐点になっているとしたら
先生に感謝しきりです。
指導者としてそういう判断ができますように。