---Basketball life---  * **バスケ親父** *  『生涯現役への道標』

上野ミニバス、シニアバスケ、社会人バスケ、自身のバスケライフを息子の成長と共に綴っていきます。長期休みに息子と行く車中泊にもハマってます。伊賀市で車屋してます☆HP→https://www.kotobuki.online

熊野合宿初日。転機となりえるか?

この夏は上野ミニバスの初合宿がありました。

場所は熊野!

山の子は海が見えるだけでもテンションがあがる。

花火だ、海だ、部屋割りだ、怖い話してー、

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なーんていう子どもたちの思いは消し飛ぶ、なかなかの濃密な時間となりました。

 

 

今年から、熊野さんと合併することになった海陽さん。

そう!海陽さんのコーチといえばHさん!

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以前書いたことがあります。

 

outcast0033.hatenablog.com

 奇しくも相手は熊野さん。

もうあれから1年半たつんですね。

当時の悔しさは今も残っていて、その感情の真っただ中で感銘を受けたHさんの指導を

子ども以上にわくわくしていました。

 

Hさんは基本的に声をはりません。

 

そして、体に

かたや、心に

問いかけます。

 

今回の明暗を分けたのはチョキなのかパーなのか?

 

Hさんは全員に目をつぶらせて静かに問いかけます。

「今からキツイ練習をします。それでもやるならチョキ、それはちょっといやだなー、と思う人はパーを出して。本当にきついよ。達成できたチームはないよ」

そして優しく心を折ります。笑

「何人かパーいるねー。自分に正直でいいんだよー」

パーが増えます。笑

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最初の問いかけでパーを出した子どもたちは何となく予想ができるメンバーのなかに

一人混じる6年生T。

パーの子は目を開けてさがってー、、、

 

で、周りをみてのやっちまった感。

そして聞こえるおかん(おまえ熊野に来てまでなにパーだしとんねん!!巻き舌)の心の声。笑

これで午前中の練習はずっと見学になりました。

 

そこから「インディアン」

上野でいうところの追い抜き。

少しちがうのは、後ろに抜かれたらダッシュが増えるシステム。

 

終わったところでまた集めます。

このインディアンのみで無理だった子はいないと思います。

が、ここでまたHさんが心を折ります。

 

「こんなの序の口。それでも大丈夫?」

悩んでいる間はグー。

ここでまた明暗。

グーから決められないのは上野のエースY

そして優しく心を折りにかかるHさん。

パーを出して涙しながら見学ゾーンへ。

 

返事をしない子、移動が遅い子、ペアが作れない子もどんどんはじかれ

生き残ったのは5人。

6年生、Hる、Hるた、Yのり

5年生、Hお、Rうや

 

ここでやったのは「あり地獄」

これは上野ミニバスにもとりいれていこうと思います(-。-)

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さぁ午前の練習が終わり

あり地獄までフル参加の、体に問いかけられたメンバーと

一切参加できず、心に問いかけられたメンバーの

お弁当タイムは自問自答&巻き舌のおかあちゃんたちが。笑

 

昼からは「地獄のツーメン」

みんなの心を折りつつ、子どもたちに伝える。

 

「どんな練習かもわからないのに、しんどい練習ってきいただけでそっちにいるやつらは、勝ちたい!と負けて悔しいとかいうなよ?そんな資格ないからな」

 

ここで洗礼を受けたのは、朝一パーを出して後悔しまくりのT、インディアンでパーを出したエース、そして5年生NかHる

リピートありのルールでエンドレスに繰り返されるツーメン。

結局、この3人が三者三様の涙をみせました。

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 そのあとも自己申告での参加不参加の練習が続き

最初から最後までやりきったもの

最初にパーをだして後悔しまくりのもの

葛藤のすえパーのエース

勇気をだしてチョキを出して跳ね返されたもの

結局チャレンジが一切できなかったもの

 

色んな思いが混ざり合って熊野の夜は更けていきました。