バスケットボールだけではなく
色んなスポーツにもタイムアウトがあります。
スポーツとは流れの取り合い。
相手の流れを切るタイムアウトは
ミニバスカテゴリーでは大きな意味を持つでしょう。
とはいえ、45秒しかないタイムアウト。
私は社会人での1分に体感ができてしまっているので
思っているより短い。
タイムアウトで考えなくてはならないのが
根本的な攻めかた(守りかた)の指示。
特定のプレーヤーの動きかたの修正。
同じミスが続いた時の(こっちが悪い)流れを切る。
相手にいいプレーがでた時の(相手のいい)流れを切る。
あとは残り数秒のセットプレーとか細かいことはありますが、気をつけているのは
「相手の方がほしいタイミングなんじゃないか?」
こっちが10修正できてもむこうが15修正できるタイミングにとったら、流れは相手にいきます。
(ちょい苦しいが勝負所はまだ先か、、、?)と思案してるときに、むこうがタイムアウトとってくれたりすると
めちゃくちゃ助かります。それをしないことです。
なぜこの悪い流れの現象がおこっているのか?
そしてそれを改善するにはどうしたらいいのか?
それを45秒で伝えるには
結局は練習でそれを想定して指導をしてあったか、に尽きます。
正しい指示も練習で教えてなければこどもたちは混乱するだけ。
と、色々書きましたが
この前の全国予選、最高のタイムアウトを見ました。
青山さんと梅が丘さんの試合で
青山さんの(偶発的な)激しい接触のファールがあり
フリースローレーンに立つ梅が丘さんのこどもが半べそだったんです。
そこで、スッとタイムアウトをとったのは
青山のT監督。
梅が丘さんのこどものためにとったタイムアウトは
最高のタイムアウトでした。
T監督はチームが強くても弱くても
試合に大差で勝っていても負けていても
ベンチでの指導は変わりません。
指導者とは斯くあるべし。